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保証会社の 更新料を払わない で滞納退去した場合はどうなる?その後起きるの全容公開
カテゴリ:保証人、保証会社でお困りの方必読情報  / 投稿日付:2024/04/07 12:47

保証会社を利用した場合、年に1回、保証会社へ更新料を払います。1万円でも払いたくない方、必見!

(この記事は約3分で読めます)







1.保証会社の更新料とは


保証会社の更新料は、その保証会社に(翌年以降も)継続して自身を保証してもらうための依頼料です。
関係者のメリットやデメリットをまとめました。


借主
メリット:住み続けられる。
デメリット:費用が掛かる。

✔貸主
メリット:家賃滞納による無収入リスクが軽減。
デメリット:更新料支払いを敬遠し、退去されるリスク。

✔保証会社
メリット:売上が得られる。
デメリット:なし。


2.保証会社の更新料の相場と支払いターム


保証会社などにより、料金や支払い期間が異なりますが、スタンダードなものは以下の通りです。

1万円/毎年
~3%(総賃料に対して)/毎月

「②」はクレジットカード会社系保証会社に多いです。
毎月のクレカ経由で引き落としにすることで、預金残高状況を引き落とせたかどうかで判断できるためです。



3.保証会社の更新料を滞納したらどうなる?


強制退去の対象となります。


ですが、すぐに退去になるということはありません。
具体的には、2ヶ月以上の場合、ブラックリストに載ります。信販系保証会社の場合は、クレジットカード利用に制限がかかることはありませんが、次回引越しの契約時に保証会社の審査が通りづらくなります。


3ヶ月以上の場合は、より厳しい督促がきます。
日中仕事中の職場や、緊急連絡先への電話、弁護士からの内容証明が書面で自宅宛てに届きます。内容証明が届きそれ自体を無視(気付かない含む)すると、最悪裁判に発展することもあります。


私個人の意見としては、滞納をし続けるストレスより、1万円を支払うほうが精神衛生上良いと思います。




4.更新料を滞納して退去したらどうなる?



信販系保証会社(クレジットカード系)の場合は、CIC(個人情報取扱機関)に情報登録され、ブラック扱いになります。クレジットカードが契約できない、各種ローンが組めないということに発展します。


信用系保証会社(JICC/LGO)の場合は、(仮に)JICCという協会に加盟している保証会社(全国数十社)の保証会社に名前が知られ、そこに加盟している保証会社一帯にはブラック扱いになります。
将来、引っ越しをしようとしたとき、都心部の物件が70%以上借りることができなくなります。


滞納をしても無視せず、どうしても払えない場合は、保証会社の相談窓口に電話をして事情を説明して支払い期限の延長や、分割返済をする依頼をしましょう。私の知る限り、ほぼすべての保証会社は丁寧に対応してくれます。あくまで、横柄な態度ではなく、友人に物を借りるときのお願いの仕方のような振る舞いをするのが大事です。


5.保証会社への更新料を支払いたくない方へ



更新料を支払いたくない方は、以下の方法がその手段です。


1.そもそも保証会社を使わず、連帯保証人で契約をする
2.更新の前に引っ越す
3.賃貸ではなく物件自体を購入する
4.更新時期が来る前に、大家さんと管理会社へ連帯保証人付きで再契約できるか交渉する。

ポイントを解説します。
「1」は、物件の選択肢に制限ができてしまいます。が、不動産業者的には最も賢い判断と思います。
「2」は、お金にやや余裕がある方です。また、住環境にストレスを感じるなら、すぐに行動すべきです。
「3」は、極論です。お金にとても余裕がある方です。頭金を数百万入れてローンを組んで購入し、あなたが大家さんになりましょう。
「4」は、過去の支払い歴や生活態度などをアピールして、契約事項を変更or再契約をしてもらう方法です。ですが、成功率は10%以下でしょう。理由は、借主以外にメリットがないためです。



6.更新料を滞納、やるべきこと


やるべきことの結論、更新料を分割して返済する交渉を、“支払い期日までにすることです。

更新料の名目は、保証会社の売上に充当されるため、保証会社自体の取り分です。
とはいえ、この1万円も家賃の代位弁済と同等の性質を持ています。
つまり、この更新料を払わないと、有無を言わさず当該保証会社のブラックリストに登録されます。

ここで重要なことは、
信販系保証会社の場合:異動(=滞納)扱いとなり、ブラックリストに登録
信用系保証会社の場合:滞納扱いとなり、LICC、CGO※のブラックリストに登録
※家賃債務保証協会で、大半の保証会社が加盟しています。

つまり、いずれの場合でも、個人信用情報に傷がつきたった1万円のために将来数年にわたり入居審査に通りづらくなります。つまり一都三県の賃貸物件の多くが、借りにくくなるということです。
※信販系保証会社の場合、一都三県の賃貸物件が借りれなくなることになります。

1万円だけのために人生を数年無駄にすることのないように参考になれば幸いです。



7.まとめ


保証会社へ対する費用は、あくまで大家さんに対して払うリスクヘッジをするための費用であることが大きいです。

とはいえ、逆の目線に立つと、多くの大家さんは銀行に多額の借金をして返済リスクを背負って物件を購入しています。都内の物件購入価格は毎年5~8%上昇し、簡単に手が出せるものではなくなっています。購入額も多額で、返済額も大きくなる傾向にあります。

物件の借主からの家賃をその返済額に充てているため、何としてでも支払いが滞る訳にはいかないのです。銀行への返済が滞納すると大家さんは社会的に抹殺されてしまいます。

“だから”保証会社へ加入できる人じゃないと入居をさせないわけです。
“だから”保証会社が会社運用をするために運転資金として保証料を払わなければいけないのです。
東京に住みたいという方は、そのルールと仕組みを理解し、そのルールを守ればいいという簡単な話です。



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この記事の監修者

若井 直也

業界歴 10年

株式会社A-S(エース不動産)代表取締役。 大手出版社→ゲーム開発会社で経理及び経営管理に従事。 その後大手不動産会社で1年で店長まで上り詰め、独立。 創業2年目で、大借金を負い、保証会社のブラックリスト入り。 同じ経験をした人を救うべく、保証会社と不動産賃貸事業の複合業態を自社で始める。 そこで培ったノウハウを、YouTube、TiKToK、BLOGを通じて展開。 中小企業庁及び東京都知事の「経営革新計画」で本施策の認定を受理。 国の支援のもと、賃貸審査が通るための情報を日々配信。 動画登録者数は2,000~4,000人。自社非公開物件の会員数は10,000人を突破。


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