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本当のところどうなの? 物件から駅までの徒歩時間 基準の分数
カテゴリ:便利情報

物件を選ぶ際のポイントで大事な「駅から物件までの距離」。それって本当に信じていいの?
分数の計測方法や、注意点をまとめました。




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昔は直線距離で測っていた!?


今では当たり前になった地図アプリ。Google MAP や NAVI TIME。目的地間の時間を効率的に測れるようにはなりましたが、これらがない時代、どうやって計算していたのか。

答えは、実際に歩いた数値 or 地図を直線距離で測った数値だったそうです。

前者は、それだけでもかなりの労働力がかかりそうですね・・・。

後者は、信ぴょう性にかける数値ですね・・・。


多くの不動産会社が、後者の選択肢を取っていたようです。そのため、40-50代の方は、表記の数値への不信感を持っている方が多いようです。



そもそも分数の計測方法ってそうやってるの?


分数の計測方法は、実にシンプルです。

徒歩  1分=80m
自転車 1分=26m
自動車 1分=400m

で計算されています。

例えば、駅から徒歩10分というのは、以下の計算です。

800m÷80m=10分

また、端数が出た場合は、端数は繰り上げです。

1000m÷80m=12.5分➡繰り上げ 13分

という算出方法です。

端数を繰り上げにするということは、駅から徒歩30秒のところでも、「徒歩0分」や「徒歩30秒」という表記をせずに「徒歩1分」という表記をする必要があるということです。



誰が、このルールを決めてたの?


不動産全体の広告を規制する「不動産の表示に関する公正競争規約(以下、表示規約)」により、徒歩1分が80mに相当するものとして計算する(不動産の表示に関する公正競争規約規約第15条第11号)とされています。

これは老若男女問わず、早くもなく遅くもなくいわゆる「普通」に歩いた平均値をとっていると言われています。

意外と知らないんです。少し知って得する豆知識です。



実際に歩くと800mを10分で歩けない場所がある。


表示規約で決まっているルール。でも、駅から徒歩10分という記入があっても実際に歩いたときに、それを超えることがあるといわれます。

それは、どのような場所でも良くも悪くもこのルールが適用されるからです。
下記のような状況や環境など鑑みないということです。

坂道、下り道
線路
信号
砂利道
工事中の道
時間帯

例えば、高田馬場駅から目白駅までの道のりを考えてみます。
高田馬場駅の早稲田口からスタートして、まずは目白通りに向けて歩いていくと、途中、西武新宿線の線路を渡ります。

ここでもし、遮断機で通れなくなると2-3分は予定時間より延びます。出勤時刻と帰宅時間では、電車のダイヤも乱れやすく発着数も多くなり足止めをされる回数も自然と増えます。

そして、線路を渡るとその先には、目白通りがあります。ここでも長ければ2分は待ちます。

そこを渡ると次は、坂道です。しかもここは勾配も急で、長いです。300m(約4分)ほど歩く道のりです。ヒールで女性が歩けば、6分はかかるでしょう。

これらの道のりを地図アプリで調べると、15分と表記されますが、実際何度歩いても23分はかかります。

物件探しで不動産の担当者がこの道のりを知らずに15分で提案して、実際に歩かず契約して、初めて歩いたら「騙された」と思ってしまうかもしれませんね。



物件見学をするときは、自分のペースで歩いてみよう!


前述の通り、物件を見学するときは普段自分が歩く格好で実際の道のりを歩くことをオススメします。

よくインターネットの情報で、内見をするときは運動しやすいスニーカーで歩こうという書き込みを見かけますが、毎日通勤や通学をするときは、運動しやすいスニーカーで歩きますか?

また、内見時は車で内見を希望する人が多いですが、朝の道のりは毎回車で移動しますか?

そして、不動産の担当者と歩いて見学するときは、担当者の方の歩幅に合わせて歩きますが、毎朝その営業マンと一緒に朝歩きますか?

答えはNOですね。

思っていたのと違うは、思っていたから違うのです

ですので、基本的には内見は、「自分の足で、自分のペースで、普段の恰好で」歩きましょう!

雨の日など、さすがに面倒に感じる場合は、営業車で案内してもらい、案内してもらった日とは別の日に別途歩いてみることをオススメします。



まとめ


物件選びの1つである駅からの距離。毎日のことなので、とても大事なことです。

今回は初級編でした。次回の中級編では引越し上級者の方が気にする部分を記載していきます。

最後の決め手となる内見。ここも大事なので、合わせて確認をお願いします。

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