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ペットを飼っている、これから飼いたい場合の賃貸物件の探し方や初期費用がどう変わるのか
カテゴリ:保証人、保証会社でお困りの方必読情報  / 投稿日付:2024/10/12 23:10

種類やサイズ、何匹飼うかにより初期費用や物件の選択肢は変わります。

(この記事は、約4分で読めます)


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この記事の監修者

若井 直也

業界歴 10年

株式会社A-S(エース不動産)代表取締役。 大手出版社→ゲーム開発会社で経理及び経営管理に従事。 その後大手不動産会社で1年で店長まで上り詰め、独立。 創業2年目で、大借金を負い、保証会社のブラックリスト入り。 同じ経験をした人を救うべく、保証会社と不動産賃貸事業の複合業態を自社で始める。 そこで培ったノウハウを、YouTube、TiKToK、BLOGを通じて展開。 中小企業庁及び東京都知事の「経営革新計画」で本施策の認定を受理。 国の支援のもと、賃貸審査が通るための情報を日々配信。 動画登録者数は2,000~4,000人。自社非公開物件の会員数は10,000人を突破。

目次

1.  ペット飼育可でも、なんでも飼えるわけではない
    1.1 建物の規約がある
    1.2 サイズ制限や種類
    1.3 多頭飼いに関して

2. ペット飼育可能な物件にも色々ある
     2.1 ペット共生マンション
     2.2 ペット相談マンション

3. ペットを飼う場合は初期費用が変わる?
     3.1 敷金積み増し
     3.2 賃料アップ

4. ペットを飼う場合の申請方法

5. 黙って飼うのは危険

6. まとめ








1.ペット飼育可でも、なんでも飼えるわけではない


 

 

ペットを飼っている方も多いと思います。

賃貸仲介を15年以上やってきて感じる事は、最近はペット飼育できる物件が増えたと思います。


以前は、駅から極端に遠い物件や大通り沿いの古い物件がメイン
であまりきれいな物件でペット飼育できるところがなかった印象です。

最近では新築でもペット可物件がだいぶ増えたので、選択肢は広がったと感じます。

では、実際にペット飼育に関しての細かいお話です。

これからペット飼育をされる場合は、物件の選び方や何を飼いたいのか、初期費用はどれくらい変わるのかを把握する必要があります。



✓建物の規約がある

これはマンション管理規約やペット飼育細則というものが存在します。


共用部であるエントランスやエレベーター内では抱っこしなければ
ならない。

バルコニーに出してはいけない。

それ以外にもマンションごとに規約が異なる場合もありますので、事前に確認をした方が、後々トラブルにならずにすみます。

グレードの高いマンションですと、ペットをエレベーターに乗せる時は、ペットというボタンがあります。

ペット可のマンションでもペットを嫌がる方もいるので、ペットを乗せているという合図となります。

また、タワーマンションなどでは、ペット専用のエレベーターも存在します。


✓サイズ制限や種類

ここも制限をかけられているマンションが多いです。

サイズは体長50cm以内、体重7kg以内など決まりがあります。

物件により体重10kgなど違いがありますので、ここも事前にチェックしましょう。

ただし、募集のサイトを見ても詳細が書いていなく、ペット可やペット相談しか記載がないことがほとんどです。

種類に関しても同様で、ほとんどの物件が小型犬のみ飼育可能で中型犬や大型犬NG、猫もNGという物件が多いです。


まずは、ご自身が飼っている種類やサイズを把握しましょう。

その後、何を飼いたいのかをお問い合わせすることが重要です。


余談ですが、サイズの測り方としては犬の場合、
首の付け根からお尻までのサイズを測ります。

猫の場合は、首の付け根からしっぽの付け根までを測ります。


過去の成約事例として、大型犬でも抱きかかえられれば良いというマンションがありました。

飼っているのはピットブルという大型犬です。
一度、インターネットで調べてみてください。
体高50 cm 体重30kg 見た目は50kgくらいありそうです。

この案件は江戸川区で成約しましたが、大型犬の物件探しは
非常に苦戦しました。


✓多頭飼いに関して

原則は多頭飼いがダメな物件がほとんどです。

小型犬1匹までという物件がほとんどです。

2匹以上飼っている場合は、事前に問い合わせをしましょう。以前よりは、融通が利く物件も増え、犬・猫あわせて2匹まで可能という物件も増えてきたイメージです。


こちらも過去の成約事例で言うと、直近で東京都福生市のマンションで中型犬2匹飼育の案件が無事契約となりました。

先ほどの大きさの問題もそうですが、多頭飼いの案件も非常に苦戦する案件です。

 

 

2. ペット飼育可能な物件にも色々ある





ペット可マンションと言っても種類はそれぞれ

ペット共生マンションや分譲マンション、賃貸マンションでペット可等
種類はそれぞれで、メリット・デメリットもそれぞれです。


✓ペット共生マンション

数は少ないですが、ペット共生マンションというのが存在します。
これは、ペットを飼っていないと入居出来ない物件です。
その為、建物の造りがペット向けになっており、敷地内にドッグランがあったり、1階に足洗い場があります。

建物内にドッグランがあると、ストレス発散になるので、外にいけない、または行かなくてもワンちゃんの健康にも良いです。


足洗い場に関しては、外出帰りにペットの足をきれいに出来るので、
室内に入るのも清潔で安心です。

一般的なマンションにはない設備なので、あると嬉しいですよね。

他にも室内に関してもペット向けの造りになっておりますので、玄関をあけてもペットが逃げ出さないようにフェンスがついていたり、部屋と部屋を行き来できる、くぐり戸がついている物件もあります。

これは物件にもよりますが、キャットウォークがついている物件もあります。

猫の運動不足やストレス発散に最適です。

ペット共生マンションのメリットは、別部屋も必ずペットを飼っています。

その為、鳴き声でのクレームがなかったり、エレベーターを使う際も他の住人に気兼ねなく乗れます。

デメリットとしては、ペット可物件よりもペット向け設備になっている事もあるので、賃料が少し割高となっているイメージです。


大切なペットのためであれば、多少高くても設備も充実しているので
空いていれば選んでも良い物件だと思います。


✓ペット相談マンション

ペット共生マンションとは違い、一棟マンションやアパート、分譲マンションの一室でペット飼育できる物件です。


これは、家主が他の物件との区別化を図り入居者を増やす為に、ペット
相談となっております。

分譲マンションであれば、部屋ごとに家主が違います。

そのため、建物はペット可の規約があっても、部屋によりペット飼育はダメな部屋もあります。


これは家主の判断となるので、分譲マンションだから飼えると勘違い
しないように気をつけましょう。

ペットも犬は了承が得られるが、猫はダメ、その逆のパターンもあるので注意しましょう。


ペット相談マンションの場合
分譲賃貸の場合は、ペットの足洗い場があるケースが多いです。

一棟マンションやアパートの場合は、足洗い場がないケースがほとんどです。


また、ペット共生マンションと比べるとデメリットが多く、
ペットを飼っていない住戸もあるので、鳴き声での近隣トラブルやエレベーターでペットを乗せる際に細心の注意が必要です。

住人でペットアレルギーがある方もいらっしゃるので注意しましょう。

 



3. ペットを飼う場合は初期費用が変わる?




これは9割以上の確率で募集条件が変わります。

変更点は物件ごとに違いますが、一般的には敷金の積み増しが多い
イメージです。




✓敷金積み増し

一般的に多い例は、ペット飼育の敷金が1ヶ月分積み増しとなるケースがほとんどです。


例として

元々敷金が1ケ月の募集であれば、敷金が1ケ月積み増しになります。
結果、敷金が2ケ月となります。

仮に賃料が10万円の物件だったとして敷金1ケ月 礼金1ケ月の物件だった場合は、初期費用が50万円前後となります。

ペット飼育する場合は、敷金が1ケ月追加になるため、初期費用が60万円
前後に変わります。

そして、ペット飼育の敷金は償却となるケースが9割です。
なぜなら、退去時のルームクリーニング代が非常に高いからです。


専用の脱臭剤を使い、壁紙にも臭いがしみ込んでしまうケースが
多いので、壁紙を全面貼り替え等も考えられます。

他にも、ペットが傷つけてしまったものは自己責任で支払いが生じます。

また、家主によっては、礼金が追加になる場合や賃料増額する物件もありますので、物件ごとに確認を取りましょう。


物件により1匹につき敷金1ケ月積み増しという所もありました。

先日の成約事例で小型犬2匹と猫を1匹飼うという案件があり、合計3匹飼うため、敷金だけで3ヵ月積み増しとなりました。

そして退去時には全額償却となるので、契約金はかなり高かったです。

 

 

✓賃料アップ

一般的に多い例は、ペット飼育の敷金が1ヶ月分積み増しとなるケースがほとんどです。

しかし、物件によっては敷金の積み増しではなく、賃料が上がる物件も存在します。

最近の募集を見ていると、1匹につき3.500円アップする物件やペットを飼う場合は5.000円アップする物件もありました。

敷金の積み増しよりは賃料アップの方が、予算にあえば良いかもしれません。

 

 

4. ペットを飼う場合の申請方法


 

ペットを飼う場合は、まず申込時に申請をしましょう。

その時に、ペットを飼う場合はどういった条件変更があるのかを確認
しましょう。

敷金が上がるのか、賃料が上がるのかにより、最初に準備するお金も
変わります。

ペットを飼う申請をしたら、用意するものがあります。


・ペットの写真

まずはペットの写真です。
全体が写っている写真を1枚用意しましょう。

体長や体高が分かりやすい写真があると理想的です。


・狂犬病予防接種票

ワンちゃんであれば狂犬病予防接種の証明書や猫ちゃんであれば
ワクチン接種の証明書などを提出するケースが多いです。

予防接種の証明書が見当たらない場合は、犬鑑札で代用できる場合も
ありますので、そちらのお写真でも構いません。

このあたりは事前にご用意があると良いです。
申込時に必要となる場合がほとんどなので、お部屋探しをする時に
事前準備をしておくと段取りが良く、審査も早く終わります。


 

 

5. 黙って飼うのは危険


これは完全にNGです。

建物がペット可の建物だからといって、勝手に飼ってしまう方も
いらっしゃいます。

しかし、これは契約違反となるため、ペットの申請をしないで飼った
場合は、発覚したら最悪強制解約となります。

緩いところであれば、後から追加の敷金を預ければ了承してくれる
場合もありますが、更新できなくなる可能性もあるので気をつけ
ましょう。

特にペット不可の物件で飼ってしまうと最悪です。

ペットが苦手の方が住んでいる可能性も非常に高いです。

そのため、もし同じ建物に住んでいる方に見つかれば訴えられても
おかしくありません。

先日、来客された方の案件でお話しすると、
ペット可の物件で、申請せずに住んでいて、ペットを飼っている事
がバレてしまい、敷金を2か月分支払い、更に1ケ月以内に退去して
という内容でした。

このような事があり得るので、気を付けて下さい。

 

6. まとめ


ペット飼育に関しては、どこでも飼えるわけではありません。
ペット飼育が出来るお部屋探しをしてください。

また、敷金が積み増しになる場合がほとんどです。
初期費用もご用意してください。

これから飼う場合に関しても同様で、ペット飼育できるお部屋を
探しましょう。

ただし、そこの部屋が何のペットを飼えるのか、サイズ制限はあるのか。
これは事前に確認を取りましょう。

また、ペットを飼う際に申請し、敷金をお支払いする流れとなるケースが
ほとんどです。

他にも注意点があり多頭飼いはほとんどの物件が難しいです。
中には2匹まで大丈夫という物件もありますので、その方にあったお部屋
探しを心がけてください。

弊社でもペット飼育されているお客様を複数ご契約してきました。

皆様のご要望に沿ったお部屋探しのお手伝いが可能ですので、まずは
ご相談下さいませ。

最後に、大事な事はペットを飼育することは、そのペットの一生を見守る
責任が生じます。

病気やケガをした際は、動物病院に連れて行ったり、定期的に予防接種も
しなければなりません。

またエサを与えたりお金も時間も取られます。

しっかりと先を考えてからペット飼育をするかどうか判断してください。

 

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